宅配便とは

宅配便
宅配便とはドア・ツー・ドア(※1)で小荷物(※2)を運ぶ混載輸送(※3)サービスです。
宅配便の輸送例
下段参照
梱包
梱包は荷送人(※4)において荷物の性質、重量、容積等に応じて、運送に適するように荷造りをしなければなりません。ダンボールや発泡スチロールなどを使用して他の荷物が重なってもつぶれたり液漏れしないように緩衝材などを使用して梱包する必要があります。よって、梱包をしない状態や紙袋などに入れて口が開いた状態では送ることはできません。梱包が不完全な状態で内容物が破損などが生じても補償を受けることがでません。また、梱包が不完全で液漏れなどで他の荷物に損害が生じた場合には荷送人が損害を賠償する必要があります。
補償
補償は一般的に30万円以内です。よって、30万円を超える荷物を送った場合には30万円を超えての補償を受けることができません。また、補償額は時価額(※4)となり購入価格や売買価格とはなりません。さらに、慰謝料や逸失利益の補償を受けることができません。例えば5万円で仕入れて7万円で販売する物の場合は仕入価格の5万円が補償対象額になり、2万円の利益額は補償の対象外になります。
個人で作成した絵画や陶芸物など一般に売買されていない物は(値段の付けようがありませんので)補償を受けることができません。個人で作成し個人売買される物も補償を受けることが困難です。
時間帯サービス
時間帯サービスで時間帯(○時~○時の間)に届けることができなかった場合の補償はありません。あくまでも無料のサービスですからオマケと理解して利用する必要があります。ただし、宅配会社によっては時間を約束する有料のサービスがあり、時間が守られなかったときは返金を求めることができます。
宅配便で送ることのできる物
宅配便で送ることができる物は様々ありますが、郵便とは異なりますので信書(※6)は送ることができませんので、郵便を利用することになります。宅配便で送ることの荷物にはサイズ(大きさ)や重量には制限がありますが、規定のサイズを超える荷物は宅配会社によって別のサービス提供していることがあります。
クール便
冷蔵・冷凍のクール便で送る場合には、荷送人においてあらかじめ予冷(※7)が必要です。常温で出して宅配会社に冷蔵・冷蔵状態にしてもらおうとしてはいけません。
※1 ドア・ツー・ドア・・・玄関口から玄関口まで。よって、基本的に部屋の中まで運ぶことはしていません。部屋の中まで運ぶサービスは宅配会社によって別のサービスで提供していることがあります。

※2 小荷物・・・国土交通省では宅配便とは「重量30㎏以下の一口一個の貨物を特別な名称を付して運送した貨物」と定義しています。簡単な言葉で表すと「重量30㎏以下の荷物で1個の荷物に1個の伝票を貼った荷物」です。重量が30㎏を超える荷物は宅配便会社によって別のサービスで提供していることがあります。

※3 混載輸送・・・預かった荷物を単独ではなく、他の荷物と一緒に積み合わせて、また、積み替えを行ないながら運ぶ輸送方法です。専門用語では特別積合せ(とくべつつみあわせ)と呼んでいます。略して特積(とくづみ)とも呼んでいます。

※4 荷送人・・・荷物を出す人のことです。

※5 時価額・・・使用期間応じた消耗分を差し引いて算出された金額のことです。例えば、購入価格が5万円で耐用年数が5年の物で使用期間が2年の場合、2年分の消耗分を差し引いた価格が時価額となります。計算例:5万円÷5年×2年-5万円=時価格。耐用年数は物によって年数が異なります。

※6 信書・・・「特定の受取人に対し、差出人の意思を表示し、又は事実を通知する文書」と郵便法及び信書便法に定義されています。信書に該当する主なものは書状(手紙など)・請求書・納品書・領収書・案内状・招待状などです。ただし、信書を添え状として荷物に同梱することはできます。

※7 予冷・・・あらかじめ冷蔵庫や冷凍庫で設定の冷蔵・冷凍状態にしておくこと。

宅配便の輸送例
一般的な宅配便の輸送例 【集荷】家庭や会社から荷物を預かり、軽トラックや2トン車などを使用して営業所まで運びます。集荷だけの仕事ではなく配達をしながら集荷を行なっています。




【横持ち輸送】複数の小さな営業所の荷物をまとめて4トン車や10トン車を使用して大きな営業所や支店などに運びます。




【幹線輸送】複数の小さな営業所からまとめられた荷物を大きな営業所や支店から4トン車や10トン車を使用して大きな営業所や支店へ運びます。




【横持ち輸送】大きな営業所や支店から4トン車や10トン車を使用して複数の小さな営業所に荷物を運びます。




【配達】小さな営業所から軽トラックや2トン車などを使用して家庭や会社に荷物を運びます。配達だけの仕事ではなく集荷をしながら配達を行なっています。